2021.11.08
リトミック講師になるためには?どのような資格が必要?
目次
リトミック講師になるためには?どのような資格が必要?
「音楽が好きで、音楽の楽しさを子どもたちに教えたい」、そうお考えの方も少なくありません。
そのような方には「リトミック講師」という資格・職業がおすすめです。
本記事ではリトミック講師の職業に関する説明と、リトミック講師になるためにはどうすれば良いのか、またその資格についてご紹介していきます。
「リトミック講師」とはどんな職業?
リトミック講師とは、その名の通り「リトミック」を子どもに向けて教える講師のことを意味します。
まず、リトミックとはどのようなものなのかをご紹介していきましょう。
リトミックとは、スイスの音楽家である「ダルクローズ」によって考案された「音楽を利用した子どもの教育法」です。
世界で大きく注目されている音楽教育法の一つで、大切な3本柱によって、音感を育てる教育法です。
ソルフェージュ(聴く・歌う)、運き(リズムやフレーズなどを感じて動く)、即興演奏(自ら表現して演奏をする)といったレッスンを通して、音楽能力を向上させていきます。
さらに、その音楽を自分のものにして表現することで、感覚・表現力・想像力を伸ばし、子どもの心身ともに大きく成長させることができる教育法になります。
「音楽に親しんで、感受性を育てていくこと」に重きを置いているのです。
たとえば、リトミック講師は子どもたちの様子を見ながら、ピアノの即興演奏をして、こどもたちにこどもたちの集中力、反射力を高めます。
そんなリトミック講師の最大の目的としては、音楽指導のレッスンを通して子どもたち一人一人の潜在能力を引き出してあげることなのです。
人間性を高めていき、一層豊かで充実した人生を歩ませてあげるということが可能です。
リトミック講師になるためには?資格は必要?
リトミック講師を目指すうえで必ず資格が必要になるかと言われれば、そういうわけでもありません。
というのも、リトミック講師の活躍できる場所というのは1つに留まっておらず、多岐にわたるためです。
最近では地域でのリトミックの小規模サークルなどがあり、こういったサークル内でリトミック講師として活動を行っている方も見かけます。
ご自身で、地域の公共施設を借りて、ちいさなリトミック教室を開催することもできます。
もちろん資格が不要であっても教育に携わるのであれば、知識・能力は身につけておかなくてはなりません。
また幼稚園・保育園でのリトミック講師や、リトミック教室・カルチャースクールでの講師を目指す場合は、リトミック講師の認定資格があると有利な場合も多いです。
リトミック講師の資格を取得していれば、多くの生徒をもって指導したいという時にも役に立つでしょう。
リトミック講師の資格を取得するには?
リトミックには、スイスのダルクローズ協会が定めた国際資格が存在します。
だたし、その資格取得にはには、音楽大学卒業後も数年から数10年かかりますので、すぐに仕事に結び付けたい方は、実践的な資格を取得することをお勧めいたします。
リトミック講師の資格を取得するためには、講座を受講して認定資格を取得することが必要となります。
また、リトミックは実技・実演を重要視した教育方法であるため、その講師を目指すために組まれたカリキュラムも対面式の実践型講座であることが多い傾向にあります。
もちろん、すべての講座が実践型というわけではありません。
おわりに
本記事ではリトミック講師の職業に関する説明と、リトミック講師になるためにはどうすれば良いのか、またその資格についてご紹介しました。
音楽レッスンを通して子どもたちの音楽スキルだけでなく、感覚・表現力・想像力などの潜在能力を伸ばすことができる教育法をリトミックと言います。
そんなリトミックの指導を行う「リトミック講師」ですが、必ずしも講師の資格を持たなければならないというものではありません。
ただリトミック講師を目指す場合、資格があった方が、就職や多くの生徒をもって指導したいという時に有利ではあるため、できる限り資格を取るようにしておくことをおすすめします。
日本こども教育センター リトミック講師養成講座はこちらから
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