2022.04.02
保育園でもリトミックが取り入れられている!その理由や内容とは?
目次
保育園でもリトミックが取り入れられている!その理由や内容とは?
リトミックはピアノの音楽やリズムに合わせて身体を自由に動かしたり、表現したりと遊びながら感性を養うことができる活動を指します。
保育園・幼稚園でも取り入れられるようになり、近年注目されている指導法です。
本記事では、保育園でリトミックが取り入れられている理由や内容についてご紹介していきます。
保育園でもリトミックが取り入れられている
リトミックは、保育園の中でも取り入れられていることをご存じでしょうか?
スイスの音楽家「エミール・ジャック=ダルクローズ」により考案された音楽の教育法であるリトミック。
具体的には「音楽を聴く」「理解して判断する」「自己表現をする」の要素から成り立っている指導法であり、現在世界各国ではもちろん、日本の保育園・幼稚園の現場においても取り入れられています。
保育園でリトミックを取り入れるのはなぜ?
リトミックは子どもの感性・運動能力の発達を促進させるほか、情緒を安定させる効果があると言われています。
また音楽を聴いて感じ取ったことを自己表現する活動から、集中力・思考力・注意力に加え、協調性・社会性といったものを育てる効果もあります。
このように、リトミックは音楽感覚や表現力を養うことに限らず、子どもたちが成長するうえで身に付けておきたいさまざまな能力を得ることができる点が、保育園でリトミックが取り入れられている理由であると言えます。
保育園で行うリトミックの内容
保育園で行うリトミックの内容についてご紹介します。
音に合わせて体を動かす
ピアノの演奏など、聴いた音に合わせて身体を動かしていきます。
「身体を動かす」と言っても、年齢ごとにその動きは異なります。
0~1歳
0~1歳の赤ちゃんの場合、自ら身体を動かすということは難しいため、音に合わせて保育士さんと一緒に身体を揺らすことで、赤ちゃんが音楽を聴く楽しさを知ることができます。
2~3歳
2~3歳頃になると、音楽やリズムに合わせながら手を叩く・ジャンプするという簡単な動作ができるようになります。
音の高低や、リズムも理解できるようになります。
4~5歳
4~5歳クラスになると、音階を聴き分けることができる子どもも出てきます。
合奏や楽器にもスムーズに入りやすくなります。
音に合わせて「ごっこ遊び」を取り入れる
音に合わせて「ごっこ遊び」を取り入れるというものもあります。
電車ごっこ
縄跳びで輪を作り、その中に入って移動したり、タンバリンを電車のハンドルに見立てたりといった「電車ごっこ」をリトミックに取り入れる方法です。
「出発・停車」の動きを音に合わせて行うことで、より盛り上がることでしょう。
動物ごっこ
音に合わせて、お題として出された動物の動きをマネする「動物ごっこ」も子どもたちに人気です。
「ぴょんぴょん跳ねるウサギさん」「ゆっくり歩く鼻の長いゾウさん」など子どもがイメージを広げやすいように動物の特徴を挙げてあげると良いでしょう。
道具を使って表現する
少し年齢が高くなると、道具を使ってリトミックを行うことができます。
子どもは道具・楽器を用いることで楽しく、より一層入り込むことができます。
ボール
「音・リズムに合わせながらボールを投げ合いっこする」「音楽に合わせながらボールを回す」という方法もあります。
スカーフ
ふわふわとした動きを楽しむことができるハンカチやスカーフは、上に投げてひらひらと落ちてくる様子を鳥やちょうちょの動きに見立てるなどして楽しく動けます。
おわりに
本記事では、保育園でリトミックが取り入れられている理由や内容についてご紹介しました。
リトミックを指導法の一つとして取り入れている保育園も多いです。
保育園でリトミックを行う効果やその内容について当記事を参考に理解を深め、ぜひ取り入れてみてくださいね。
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