2022.10.01
リトミック指導法・テンポ感は鍛えられる?
目次
リトミック指導法・テンポ感は鍛えられる?
テンポ感をもって演奏することは、どの楽器でも大切なことですね。
テンポ感を鍛える基本は、メトロノームを使うことです。
ピアノなどの楽器の場合は、よくメトロノームに合わせて、テンポ感を養ったりしますよね。
本記事ではリトミックでも大切になる「テンポ感」についてみていきましょう。
楽器演奏でどうしてテンポが大切なの?
ピアノなどの楽器演奏で、自分が上手に弾ける所は、テンポよく元気に弾いて、苦手な所はとたんにゆっくりになる、ということは子どもにはよくあります。
テンポが崩れていることがわかっていても、弾けないからゆっくりになってしまうことが多いのですが、中にはテンポ感がなく、自分がゆっくりになってしまっている、速くなってしまっていることがわからない子もいます。
ピアノやヴァイオリンなどの楽器を演奏する方は、自分が演奏した曲を録音して、聴いてみてください。
こんなはずじゃなかった!え?自分の演奏ってこんなに早くなったり、遅くなったりしているの!?と驚く方が多いはずです。
それだけ、テンポ感をもって演奏するのは難しいことです。
では、演奏を聴いている方はどうでしょうか。
逆に、テンポの崩れはすぐにわかるはずです。
音楽をやっていないお父さん・お母さんでも、すぐに遅くなったとか、速くなったとか気付くはずです。
それが、リタルダンドなどで、音楽的に正しければ良いのですが、そうでない場合は聴いている方は気になってしまいます。
わかりやすい例は、時計の秒針の狂いです。カチカチ・・と一定の速さで刻まれている秒針がちょっとでも狂うと音楽をやっていない方でもすぐに気づきますね。
それだけ、人は一定の速さで刻まれているテンポ(速度)に敏感なのです。
ですから、テンポ感をもった安定した演奏をすることは、とても大切なのです。
メトロノームに合わせて演奏ができれれば大丈夫?
一定の速度に合わせてテンポ感を持って演奏できるよう、練習するためにメトロノームを使用します。
メトロノームに合わせられれば、テンポ通りに演奏できている、ということになります。
ですが、全く同じテンポで音楽が流れても機械のようで面白くありません。
音楽は流れに乗って表現することが大切です。
ドライブのような勢いのある音楽、鳥ちゃんのような可愛い音楽、同じ速さでも表現が違います。
曲の途中で表現を変えることだって、沢山あるのです。
曲に勢いがないと音楽が生きてこない場合もありますね。
その時その時に合わせた表現でテンポ感を持って演奏できるようにするのに、リトミックがとても役に立ちます。
では、リトミックではどのようにテンポ感を養うのかみていきます。
小さなお子様にテンポ感を身に付けるためのお勧めリトミック
リトミックでは、あんよが出来るようになってから、まず歩いたり・走ったりで大きなテンポの違いを身体にしみこませていきます。
リトミックレッスンに複数体験に行かれた方はすぐにピンとくると思いますが、レッスンのはじめに、ほとんどのリトミック教室で必ず音楽に合わせて歩くことからスタートするはずです。
歩く→走る→ゆっくり歩く→スキップなどを音楽に合わせて行って、テンポ感をしっかり身体全体で感じていきます。
テンポが変化すると、こどもたちもピアノに集中してテンポについて来ようとします。
小さな赤ちゃんでも、歩く、走る、ドライブ、電車、動物で色々な状況を考えてたり、マラカスシャカシャカなどあらゆる場面でテンポを感じることができます。
リトミックで、自然に身体にテンポ感をいれられるので、少しの変化も聞き逃さず反応することができるようになります。
あんよが出来ない赤ちゃんでも、ママやパパの抱っこで動くことによって、音楽に合わせた揺れで自然とテンポ感も身に付きます。
リトミック「テンポ感」で身に付く力
ピアノの音に合わせて動いていくことで、一定のテンポ感を身に付けられるようになります。
テンポ感が身に付けられると、ピアノや器楽だけではなく、運動やスポーツでもすごく役に立ちます。
他にも、集中力、注意力、反射力、表現力と身に付く力は、限りなくあります。
小さいときにしっかりとテンポ感を身に付けてあげましょう。
リトミック講師になりたい!リトミック資格をとりたい方
NPO法人日本こども教育センターでは、リトミック講師になりたい方のための資格講座を開催しています。
将来的にお教室運営されたい方に好評で全国からのべ4,000名以上の方から選ばれました。
実践的かつ本格的な講座なので「大好きなリトミックでやりがいをもって仕事をしたい」「子ども達から必要とされ、安定的な収入を得たい」という方におすすめの講座となっております。
講座を受講され、ご活躍されている先生からの感想を一部ご紹介させていただきます。
日本こども教育センター設立と同時に講座を受講して、現在、生徒数が200名になりました!
幸子先生のリトミックを初めて見た日の感動を、今でもはっきり覚えています。
子どもたちが音楽に合わせてイキイキと動いていて、しかも、小さい子どもたちも、音楽的に難しいことを、サラッとこなしてしまっているのです。
「わー、私もこんなレッスンができるようになりたい!!」と強く思ったのを覚えております。
そして、日本こども教育センターが設立後にすぐに1stステップを受講。その後2ndステップ、3rdステップと続けて受講し、認定資格をいただきました。
その頃の私のお教室は、リトミックのみの開講で、生徒数は約40名ほどでした。
講座で学んだことはもちろん、集客や教室運営についても教えて頂き日々実践。
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その後、リトミック卒業生の要望もありピアノクラスを開講。
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今は、リトミックだけでなく、ピアノ、声楽、英語クラスと科目数を増やし、生徒数も200名になりました。
日本こども教育センターの講座に出会えたおかげで、このような教室に成長させることができました!
※2023年現在は、1stステップ、2ndステップ、3rdステップの名称は変更し、ステップ1~3と上級講座に分かれています。
おわりに
本記事では音楽の演奏において大切な「テンポ感」についてご紹介しました。
メトロノームだけではなく、リトミックのレッスンでもしっかりテンポ感を身に付けられることが分かりました。
メトロノームでの練習は地道で、地味なので嫌がる子も少なくありません。
赤ちゃんの頃から、リトミックで楽しくテンポ感を養っていただけると子ども達もその後のピアノやヴァイオリン演奏できっと役立つはずです。
オーケストラや吹奏楽など大人数での演奏でも、テンポ感は大切ですね。
また、近年では、スポーツでもテンポ感があることが非常に重要視されています。
リトミックの先生は、テンポが崩れないように、しっかりピアノを弾いてあげましょう。
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日本こども教育センター代表理事、井上幸子のブログからも、講座について詳しく発信しています。
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