2022.03.19
「英語リトミック」とは何か?子どもに与える影響は?
目次
「英語リトミック」とは何か?子どもに与える影響は?
「英語リトミック」というものをご存知でしょうか?
近年、英語も音楽も同時に習うことができる、と保護者に人気の習い事です。
本記事では「英語リトミック」とは何か、また英語リトミックが子どもに与える影響についてもご紹介していきます。
英語リトミックとは?
英語リトミックとは、その名の通り「英語」と「リトミック」を組み合わせてできた学習法です。
リトミックは音・リズムを聞きながら、身体を使って気持ちを表現して楽しんで学ぶことができる音楽教育の一つです。
そんな、リトミックと英語を組み合わせたものが「英語リトミック」なのです。
英語リトミックでは、「英語をリズムで覚える」ということができます。
英語には独特のリズム感があるのですが、このリズム感を身体で学ぶことができるのです。
また、幼児教育において大切なことは「楽しく学ぶ」こと。
英語リトミックでは、音楽を通じて楽しく学ぶことができるというのが一番のメリットだと言えるでしょう。
英語リトミックと英会話教室の違いは?
英語リトミックと英会話の違いとしては、どのようなものが挙げられるのでしょうか?
その一つ目としては、「英語だけでなく、音楽も学ぶことができる」という点にあります。
前項でも少し触れたように、英語リトミックでは英語に限らず、音楽を学べる場があるのです。
音をリズムで感じたり、実際に楽器を使用して「生の音楽」を感じたりすることができます。
英会話教室においては、歌を歌うことがあっても、生の楽器を使うことは少ないのではないでしょうか?
音楽を学ぶうえでは、「生の音・演奏」が非常に重要なポイントとなってきます。
英語教育はもちろん、音楽教育も本格的に受けることができるというのが、英会話教室の違いであると言えます。
また、英会話教室では基本的に「英語を話せるようになること」「英会話をすること」が大きな目的とされています。
一方、英語リトミックでは英語力を身に付けながら、リトミックを通じて身体を使い、表現力を高めていき、子ども一人一人の集中力・判断力・想像力を引き出していく、ということを目的としているのです。
英語リトミックでの表現方法としては、「英語を話す」以外に、英語・音楽を通じて身体を動かしたり、他の子たちと一緒に歌ったりと幅広いのです。
英語を音楽として体感していくことで、脳に残りやすくするのです。
英語リトミックは子どもにどんな影響を与える?
英語リトミックは子どもにどのような影響を与えるのでしょうか?
リズム感を養いつつ、英語力も身につけられる
ある研究で、幼児に生演奏の英語の歌と運動遊びのプログラムを実施したところ、子どもの高い集中力に加え、リズム感やテンポの維持といった音楽能力の向上が得られることが分かりました。
生の演奏と運動を掛け合わせることで身体の動きにも幅が広がるほか、英語での掛け声にも抵抗なく取り組めている子どもたちが多かったという報告がされています。
聴覚での認知がスムーズな言語習得につながる
乳児は人の発音をメロディーとして捉えることができると言われています。
言葉の文・節・句での音の変化と聴覚的なまとまりを生み出して、パターン化していきます。
つまりリトミックの音楽を通して、特徴のある強調・繰り返しのパターンなどを把握し、スムーズな言語習得へつなげているのです。
また擬態語・擬声語などは、身体の動きにも合わせやすく、言葉・言語の意味付けにも効果があるとされています。
英語リトミックのレッスンを動画で少しだけご紹介
こちらの動画は、ドリームミュージック英語リトミックコースの発表会の様子です。
1~2歳の小さい子も英語と音楽を楽しんでくれている様子がわかると思います。
英語リトミックのレッスンは、基本的にネイティブ(あるいはバイリンガルの日本人講師)とピアノ伴奏の講師2名体制で行うことが望ましいです。
英語リトミックを受講中の保護者の感想をご紹介
Q,英語リトミックに通う理由やきっかけは?
英語リトミックを始めてみようと思ったのは、英語を小さいころから慣らしてあげたいと思っていて、娘が音楽に合わせて体を動かすのが好きな子どもなので、ピッタリの習い事を探していたら、「英語リトミック」があったので体験レッスンに申込みをしました。体験レッスンに参加して、親子でとても楽しめたので、入会しました。
Q,英語リトミックに通い始めて、お子さんの様子はどうですか?また、お母さまも一緒に楽しめていますか?
英語リトミックに通い始めて、娘もすごく楽しんでますし、母親の私も楽しんでおります。 他の生徒様のお母様とも仲良くなることができて、一緒にレッスンを楽しんでおります。
Q,ご自宅などでは、英語リトミックをお子さまはやっていますか?
自宅では、習った単語をほとんど話ております。レッスンでやったことを真似をしながら動いております。発表会も楽しみです。
おわりに
今回は「英語リトミック」とは何か、また英語リトミックが子どもに与える影響についてもご紹介しました。
音楽・英語は耳で聴き、身体で表現することができるもの。
英語リトミックでは、英語を「英語教育」と捉えるのではなく、英語のリズムに触れ続けることで自然と身に付いてくるものと捉えているのです。
英語リトミックの講師資格を取得したい方
英語も音楽も得意、海外に音楽留学していた、子どもに英語を教えているが、もっと赤ちゃんから集客したいので0歳からスタートできる英語リトミックを教えてみたい、という方は日本こども教育センターの英語リトミック講師資格講座を受講してみてください。
英語力は英検2程度が目安
子どものレッスンに合わせた英語力があればいいので、ネイティブな英語力は必要ありません。
英検は2級、TOEIC500点程度あれば、認定試験にほぼ合格いただけるレベルです。
英語がネイティブレベルではない、と気にしている方はご安心ください。
ピアノのレベルはブルグミュラー25の練習曲程度
「音大卒じゃないし、即興演奏もできない…」そんな方でも大丈夫!
英語リトミックで大事なのは子どもに英語と音楽を楽しんでもらうこと。
そのためには音大を出ていなくても即興演奏がうまく弾けなくても問題ありません。
ブルグミュラー程度のピアノ力があれば、子どもたちに楽しんで英語と音楽を体験していただけます。
また練習方法も無償でアドバイスを行っていますので、ピアノが苦手な方も是非一度ご相談ください。
日本こども教育センターの英語リトミックは実践的でレッスン内容・教材も充実
講座はステップ1~3までに分かれています。
ステップ1は動画講座です。
1歳児〜小学校低学年までのレッスンの全体像を把握しレッスンイメージを沸かせることで、ステップ2以降の学習効率を高めます。
ステップ1は動画学習ではありますが、動画の前で実際に生徒になってご体験いただくことで、生徒の気持ちになってレッスンを受けるで、 体感的に今後の講座を体感的に学習することができます。
ステップ2では1~3歳児までのレッスンをマスターすることを目的としています。(1歳児用のレッスンは0歳児でも楽しめます)4~6月は春のリトミック、7~9月は夏のリトミックなど季節を感じられ、日常的に使う英単語もリズムやお歌に合わせて楽しく覚えられます。
可愛い絵や英単語が描かれたピクチャーカードを使って、子ども達が集中して楽しくレッスンする方法をお伝えしています。2~3歳になる頃には、フォニックスカードを使って楽しく取り組んだり、ドレミを楽しくお歌で覚えたり、ぐんと成長が見られるようになります。講師のデモレッスンのあと、受講生さんにも少しずつ実習をして頂きます。
2〜3歳になるとグループで行動したり、英語の発話もどんどんできるようになってきます。1回1回の英語リトミックレッスンをしっかり目的を持って行う事で、大きな成長が見込めます。
ステップ2は、対面講座で3日間となります(ZOOMでの受講も可能です)
ステップ3の動画パートは、リトミック的な部分と英語的な部分に分かれています。またイベントなどで楽しめる英語リトミックもたくさんあります。リトミックの部分では、簡単な即興演奏や、複雑なリズムなどを年少、年中さんが楽しくリトミックを行える要素をしっかり学んで頂きます。
英語の部分は、ネイティブの先生の担当です。紙芝居を使って、赤ちゃんから英語リトミックを楽しんでもらう方法や、クラスルームイングリッシュを学びます。ハロウィン、クリスマスなどでのゲームや工作の時間もあり、1年を通してのクラス運営を学ぶことができます。
GHI質問会では、リトミック講師として活躍するためのイメージを沸かせるため、お教室化を考えている方に向けての集客方法についてもご相談いただけます。
ステップ3は約5時間の動画学習+GHIについてのZoom質問会約1~2時間になります。
日本こども教育センター 英語リトミック講師養成講座詳しくはこちらから
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