リトミック講師資格をとったら・知っておきたい!リトミックの指導ポイント - リトミック講師の資格取得ならNPO法人日本こども教育センター

2021.11.27

リトミック講師資格をとったら・知っておきたい!リトミックの指導ポイント

コラム, リトミック

リトミック講師資格をとったら・知っておきたい!リトミックの指導ポイント

リトミック指導①

講師であればリトミックを始める前に、「どのようなポイントを意識してリトミックを指導すれば良いのか?」という疑問が浮かぶのではないでしょうか?

本記事ではリトミック講師が知っておきたい、リトミックの指導ポイントについてご紹介していきます。

リトミックの指導ポイントは?

リトミック指導②

リトミックの指導ポイントについてご紹介しましょう。

毎回決まった音楽を繰り返し流す

リトミックの開始・終わりは必ず毎回決まった音楽を繰り返し流すのがおすすめです。

リトミックが始まる際には始まりの音楽を流すことで、子どもが「もうすぐリトミックが始まる」とワクワクしたり、リトミックが終わるタイミングで「もう終わりの時間だ」と気持ちを切り替えたりできる効果があるとされています。

時間にメリハリをつけて行動することができる人間を目指していきます。

子どもの動きに合わせてピアノを演奏する

リトミックで用いる音楽は子どもの活動や動きに合った、即興性のある音楽を用いるのが効果的であると言われています。

またその音楽は、子どもたちの反応や様子を伺いながらすぐに対応することができる「ピアノ」で演奏します。

ピアノの生演奏で、かつ即興演奏で子どもの動きに合わせて演奏できるようにしましょう。

子どもが自由に表現できるような雰囲気を作る

講師がリトミックの活動を計画する際、「できれば子どもにこういった動きをして欲しい」などのイメージを持たれることがあるかと思います。

しかしリトミックの活動では、「音楽やリズムを聴いて素直に感じたことを自分で考えて表現する」という過程が大切です。

講師は子どもたちの自然な表現を否定せずにそのまま受け止め、自由にのびのびと楽しむことのできる雰囲気を作ることが何よりも重要であるとされています。

講師が率先して表現する

子どもがリトミックに慣れてくるまでは、表現するのを恥ずかしがったり、上手く表現できず固まってしまったりといった問題が起きることもあるかと思います。

子どもが積極的に表現することができるよう、まずは講師がリトミックを率先して楽しんで表現している様子を見せてあげましょう。

講師の方の動きを見て、「先生と同じ動きをしてみたい」「こんな動きをしてみたら楽しいかな」という意欲が湧く子どもも多いのです。

リトミック指導を行う前の準備

リトミック指導③

リトミック指導を行う前には以下の準備を行っておくのがおすすめです。

リトミックレッスンの指導案を作る

年齢にあった指導案を用意することが大切です。

0歳、1歳でもダイナミクスやテンポを感じることはできます。

2歳になると、拍子や、リズムも聴き分け、表現することが出来ます。

年齢を重ねると、リトミックの課題もどんどんできるようになってきます。

年齢にあったリトミック的課題をきちんと入れつつ、力のつくリトミック指導案を準備しましょう。

それにはまず、講師の先生がきちんとその月齢で何ができるのか、を把握している必要があります。

0歳児が出来ることとと、2歳児が出来ることはまったく異なります。

例えば、同じ「ピアノに合わせてうさぎさんに変身~!」という内容でも、0歳さんはたっちは出来てもジャンプはできないので、ママやパパに抱っこしてもらって、ぴょんぴょん、と上下してもらう。

2歳さんは自分でジャンプできますから、リズム、ダイナミクスもしっかり感じ取れるようピアノ演奏をつけましょう。

このように、赤ちゃん~小さなお子様は、月齢・学齢に合わせた内容を講師が考えていきましょう。

リトミックの指導案にあった教具を用意する

特に幼いお子様のリトミックでは、リトミックの課題を表現するために、さまざまな教具があると、伝えやすいです。

たとえば、スカーフやスティック、またイメージを膨らませやすい、大きな絵などがあると良いです。

ただ言葉で、うさぎさんが来たよ~!と話すのと、うさぎさんの絵を見せて、うさぎさんが来たよ~と話すのでは子ども達のイメージ力は全然違ってきます。

そのうさぎさんが嬉しそうなのか、悲しそうなのか、なども絵で示してあげると、嬉しそうなうさぎさん→長調で元気いっぱいに動く、悲しそうなうさぎさん→短調でちょっとしょんぼり動く、など表現が広がりやすいです。

こどもが飽きずに、常に集中できる指導案とするため、数回分、用意しておくと良いですね。

小さな楽器も用意しましょう。リズムを叩くのに、小さな持ちやすいタンバリンやカスタネット。

クリスマスの時期は、鈴を手にもちスキップするだけで、クリスマスムードになりますね。

適切な子ども達への「声掛け」を決める

リトミック指導はピアノでの演奏だけでなく、「声掛け」も必要になってきます。

こどもたちが、常に自信を持ってレッスンを受けられるように、子どもたちの自己表現を沢山褒めてあげましょう。

「自由に空を飛んでみよう!」「雨が降ってきた!」といったように、具体的に動きの指示を出すのではなく、あくまでも子どもたちがイメージしやすくなるように声掛けを行うのがポイントです。

音先行で、「あれれ?この音はなんだろう?」と子どもの感性を大切にできる声掛けが重要です。

その場面のストーリーを、子どもたちが想像できるような言葉を準備しておくと良いでしょう。

おわりに

本記事ではリトミック講師が知っておきたい、リトミックの指導ポイントについてご紹介しました。

リトミックを指導するにあたっては、上記のポイントを意識したうえで指導を行うことをおすすめします。

またリトミック指導を始める前には事前の練習もしっかりと行って、当日子どもたちが心から楽しんでリトミックを体験できるよう準備していきましょう。

リトミック講師になりたい!リトミック資格をとりたい方

NPO法人日本こども教育センターでは、リトミック講師になりたい方のための資格講座を開催しています。

将来的にお教室運営されたい方に好評で全国からのべ4,000名以上の方から選ばれました。

実践的かつ本格的な講座なので「大好きなリトミックでやりがいをもって仕事をしたい」「子ども達から必要とされ、安定的な収入を得たい」という方におすすめの講座となっております。

講座を受講され、ご活躍されている先生からの感想を一部ご紹介させていただきます。

音大卒じゃなくても、音楽を仕事にすることが出来ました!

リトミックの講師の資格って音大卒ではなくても取れるのかな?と思って調べ出したところ、最初に見つけたのが日本こども教育センターのリトミック講師養成講座でした。

ずっと好きで大切にしてきた音楽との関わりの中で「リトミック」という自分の中ではとても新しい分野に触れられる機会が1日講座であるのもとっても魅力的ですぐにお申し込みしました。

たった1日、されど1日で、その日に経験したリトミックの模擬レッスンや講師の先生から伺ったお話から何よりリトミックの楽しさと面白さを強く感じることができました。

そして「リトミックを子供たちやママたちに伝える側になる」ことを学んでみたい!と勇気を出して2ndに進みました。

2ndでは、リトミックという音楽教育を「どういう意味と目的があってこういうことをしている」を即レッスンという形で経験できることで自分の中に落とし込むのがとっても早くできるので、日本こども教育センターの講座を終了するとすぐにレッスンという形で実践できる、という意味をすごく実感できました。

3rdはとても大変でしたが、実践して行っているリトミックの課題に確信と確証をさらに持つことができましたし、自分でプログラムを構築することにとても役立っています。

リトミックを深めることができる上級講座、受けて良かったです!保育園の幼児プログラムにも自信がつきました。

それまで音楽を仕事にすることなんとまた夢のまた夢でしたが、今こうして講師としてお仕事をさせていただき音楽で人と繋がることができているのは、レッスンという形を実践する講座からリトミックを学ぶことが短期間でできたことと、井上幸子先生や田島一美先生のようにお教室運営のことまでアドバイスしてくださる環境があるからこそです。ありがとうございます。

講座でただ資格を取るだけでなく、実際にそれを活かすことができ、しかも短期間でそれが可能なことも他にはないプログラムだなあ思いました。

今があるのはこの講座のおかげです。

今年自宅教室が3年目になります。昨年度は15組ほどの生徒様に継続してお通いいただいた小さな小さな教室ですが、こうやってリトミックで音楽で人と繋がれることに感謝でいっぱいです。これからも頑張っていきます。

※2023年現在は、1stステップ、2ndステップ、3rdステップの名称は変更し、ステップ1~3と上級講座に分かれています。

日本こども教育センターのリトミック資格養成講座、無料相談会の詳細はこちらからどうぞ。

日本こども教育センター代表理事、井上幸子のブログからも、講座について詳しく発信しています。

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