2023.02.24
「リズム」「拍」「拍子」どう違う?リトミックレッスンでの取り入れ方
目次
「リズム」「拍」「拍子」どう違う?リトミックレッスンでの取り入れ方
「リズム」「拍」「拍子」は、それぞれ違うことをご存知でしょうか。
リトミック、ピアノ、音楽の先生は、それぞれの違いを、明確に説明することはできますか?
本記事では「リズム」「拍」「拍子」についてみていきましょう。
「リズム」とは?
リズムとは、長さの違う音符や休符の組み合わせです。
音の繋がりに規則性を作り出すもので、音の繰り返しや動きに、長短や強弱の変化を加えます。
例えば、4分音符をただずーっと、同じように叩いていてもリズムにはなりません。
4分4分2分・・などと、違う長さの音符(休符)を組み合わせることによってリズムになります。
現代の曲には、ほとんどリズムがありますよね。
リズムを手で叩いたり、足でステップしたり簡単に思えるかもしれませんが 実はかなり、難しいです。
リトミックで「リズム」の取り入れ方
赤ちゃんや、1歳~2歳児では、なかなかリズム通りに手を叩いたりすることは難しいです。
クラスのみんなが2歳になることから、少しずつリズムに慣れて、 2歳から3歳になる学年で沢山リズムに触れるとよいですね。
足でリズムをステップするのは、とても難しいので、まずは手や体で表現することをお勧めします。
いつも手を叩くのでは、つまらないので、色々が楽器を使ってみましょう。
・タンバリン
・鈴
・カスタネット
・マラカス
・たいこ などは、お勧めです。
手の他に、おしりを振ったり、首をふったり、スカーフなんかでも表現できますね。
楽しくリズムにあってきたら、すこしずつステップも入れて行くと、無理なく体に入って行きますよ。
足で、経験したものは、定着します! スキー、自転車など、ずっと忘れないですよね♪
ですから、ステップできるように!は、とっても大切です。 身体全体を使ってしっかりリズムを覚えましょう。
「拍」とは?
音楽は「拍のある音楽」と「拍のない音楽」の2つに分かれます。
音楽や、曲に合わせて、分かりやすく例えると、
等間隔で手が叩けるのが、「拍のある音楽」、等間隔で手が叩けないのが、「拍のない音楽」になります。
「拍子」とは?
「拍のある音楽」です。
「拍のない音楽」では等間隔でリズムを刻むことができないので、「拍子」は生まれません。
ずばり、拍子とは、拍の集まり。まとまりです。
重い(強い拍)と弱い拍でまとまっていますね。
その周期を表すのが、拍子記号です。
リトミックレッスンで取り入れる「拍子」
0歳ちゃんなら ままのお膝にのせて 強い拍で下へ そこから、上へ! 1、2、3 !1、2としたり 抱っこして、拍のまとまりで歩いたりできます。
1歳なら、0歳と同じように、楽しめますが、手を繋いで拍子のまとまりごとに歩いたりもできます。
なし、りんご、おれんじなどのカードを作って、振ったり、揺れたりで、まとまりを感じる事もできます。
また、腕の中で抱えたり、ご自分が大きくなったり、小さくなったりしてくださいと生徒さんへ一声かけてあげましょう。
2歳さんなら、「ぼうし=2拍子」「ドレス=3拍子」「ながぐつ=4拍子」など、 拍のまとまりがわかる動きで遊ぶと、楽しいです。
年少さんなら、どこが強い拍かを、感じてもらいたいので、 「強いところで強いポーズ!」「強い所でスカーフを投げよう!」など、 音をよく聞いて、感じて動いてもらいましょう♪
リトミックの先生として、知っておきたい「リズム」「拍子」「拍」
いかがでしょうか。リズム・拍子・拍、それぞれについてイメージが出来たと思います。
リトミックは、ただ楽しく音楽に合わせて踊るだけのものではありません。
ほぼ全ての活動に目的(サブジェクト)があります。
それを、先生がしっかり理解して、何をさせたいのか、何のサブジェクトなのかを明確にしてレッスンを進めていくことがとても大切です。
日本こども教育センターのリトミック認定講師の使用する教材は全てサブジェクトが記載されています
日本こども教育センターでリトミック認定講師資格を取得された方が使用する年間を通したレッスンプランには、全てサブジェクトが記載されています。
講師をはじめたばかりの先生は、30分以上あるレッスン内容を考えるだけでも大変だと思います。
最初は、日本こども教育センターでのレッスンプランをそのまま行って、サブジェクトをちゃんと理解してレッスンをしていくうちに、自分でもきちんとサブジェクトにあった活動を考えられるようになります。
リトミック講師になりたい!リトミック資格をとりたい方
NPO法人日本こども教育センターでは、リトミック講師になりたい方のための資格講座を開催しています。
将来的にお教室運営されたい方に好評で全国からのべ4,000名以上の方から選ばれました。
実践的かつ本格的な講座なので「大好きなリトミックでやりがいをもって仕事をしたい」「子ども達から必要とされ、安定的な収入を得たい」という方におすすめの講座となっております。
講座を受講され、ご活躍されている先生からの感想を一部ご紹介させていただきます。
日本こども教育センターに出会って4年で、テナントを借りて、生徒数も250名に!
東京都江戸川区瑞江で音楽教室をしています、竹村佳代子と申します。
私が日本こども教育センターのリトミック講座に出会ったのは、現在4歳の、2人目を出産した半年後ぐらいの時でした。上の子が現在7歳です。
ですので、今私は2人の子どもを育てながら、音楽教室を運営しております。
リトミック講座を受講した当時は、「リトミック」という言葉を知っていましたし、なんとなく「こんなことをするのかな」、ということを感覚的にはわかっていたつもりでした。
でも、いざリトミックのレッスンを自分自身がやろう、と思ったら、やっぱり1番苦労したのが、「プランを作る」ことでした。
どういう風にレッスンを進めたらいいのかが、なかなか難しくて、「自分に実際できるのだろうか」という不安がとても大きかったことを覚えています。
そんな時に、日本こども教育センターの1stステップの講座を受講して、井上幸子先生のとっても明るく、楽しいレッスン体験して、まさに「自分がやりたかったレッスンは、これだ!」、「こういうレッスン、こんなに楽しいレッスンだったら、私も頑張ってやってみたい!」という気持ちになったことを覚えています。
1stステップは、1日講座でした。1日の受講が終わった時に、頭がとても疲れていて、そのぐらい内容の濃い1日だったんだと実感いたしました。
この1日だけの講座で、リトミックの(1)全体像、(2)狙い、(3)こどもの誘導方法、(4)音楽教室としての体系がわかった講座でした。
そこから、私もリトミック教室を「よし、やるぞ!」と肚を決めました。
1stステップ講座のお昼休みに、幸子先生が、「生徒募集はアメブロから」を教えてくださり、私も、「なるほど」と思い、すぐにブログを開設しました。
4~5か月後に教室スタートを控えていて、そこに向けて、ブログをどんどん書いていきました。
そうしましたら、なんと、教室を開講をした1カ月目で生徒数が30名になりました。
体験会では、日本こども教育センターで教えてもらったプランをそのまま使わせていただいたら、本当にたくさんの生徒さんに、その場で入会いただけました。
続けて2ndステップ、3rdステップと受講し、日々のレッスンを、私自身がとても楽しく出来るようになりました。
そして、(教室を開いて)1年たった頃には120名を1人で教えるまでの、生徒数に増えたのです。
2年目後も140名まで徐々に増えるようになりました。
その後は、私1人ではこれ以上(の人数)を教えるのは難しいかな、と思うようになり、瑞江にテナントを借りて2020年3月に教室をオープンしました。
コロナ禍ではあったのですが、たくさんの生徒さんにお越しいただける教室になり、3年経った時には生徒200名、色々なコースを開講し、ピアノ講師の先生がたにも手伝っていただくようになりました。
現在教室を開いて3年半経ちました。講師10名以上 生徒数250名になりました。
※2023年現在は、1stステップ、2ndステップ、3rdステップの名称は変更し、ステップ1~3と上級講座に分かれています。
おわりに
本記事では「リズム」「拍」「拍子」についてご紹介しました。
リトミックの赤ちゃんクラスから、レッスンで取り入れることができることが分かりました。
「リズム」「拍」「拍子」の違いをしっかり理解して、リトミックレッスンも楽しんでくださいね。
日本こども教育センター リトミック資格養成講座はこちらから
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