2023.08.04
保育園・幼稚園の先生が幼児にリトミックを取り入れる時に気をつけたいこと
目次
保育園・幼稚園の先生が幼児にリトミックを取り入れる時に気をつけたいこと
リトミックとは、音楽に合わせて身体を動かしたり踊ったりすること!と思っている保育園・幼稚園の先生や保護者の方もいらっしゃると思います。
リトミックはもともと音楽を専門に学ぶ学生のために作られたものです。
ただ単純に「音楽に合わせて踊って、楽しい!」というものではないんですよ。
では、そんなリトミックですが、保育園・幼稚園の先生も日常の保育時間に取り入れたい!と思ってくださる先生も多いようです。
どんなことに気を付けてリトミックを取り入れると良いでしょうか。
歩く、走るなどの音楽に即時反応をいれる
一番簡単に取り入れられるのは「即時反応」をいれることです。
例えば、音楽に合わせて歩く・走る・スキップする、などは行っている先生も多いのではないでしょうか。
そこで、
・音楽が止まったら赤信号の「あか!」と言って、手をあげて止まる
・ゴロゴロ~と低い音で雷の音が鳴ったら座ってお腹を隠そう
・高い音が鳴ったらジャンプ!
・ぽつぽつ、雨が降ってきたら、頭で雨を避けながら走って帰ろう(短調で弾くなどで子どもがわかりやすいように)
・水たまりがあったら、大きくジャーンプ!(ぴょんっと大きく飛びやすい音をつけてあげる)
などの指示をしてから、それぞれの活動をやってみましょう。
指示された音を聴いて・即時に反応して・指示された動きができる!
ということで、立派なリトミックの活動になります。
即時反応はリトミックの中でも、とても大事な要素です。
先生は、常に⼦どもたちの様⼦をうかがいながら、ピアノの即興演奏でその時の⼦どもたちにとって、ちょうどいい⾳楽を演奏しましょう。
⼦どもたちは、常に⾳楽に集中しているため、集中⼒や反射⼒が磨かれます。
「集中⼒」それがあれば、いろいろな場⾯で頑張れます。
勉強でもスポーツでも、結果が出せる⼦になりますね。
ビートを意識する
ビートは、簡単にいうと、縦揺れか横揺れかの2種類です。
スカーフを持って、2分割のビートは縦、3分割のビートは横に揺らします。
気を付けることは「1拍を分割する」ということです。
2拍子と3拍子と混同しないように。
スカーフを持たせて、縦揺れのビートは縦に、横揺れは横に振らせましょう。
拍子は子ども達がわかりやすいもので、動きをつけて教えましょう
2拍子→バス 3拍子→くるま 4拍子→じてんしゃ
など、言葉をつけて拍子を感じさせると良いです。
年少さん以下の小さなお子様は、動きで教えても楽しいです。
例えば、りんご(3拍子)は丸いお手てを作って、ゆらゆら3拍子を感じる。
ウィンナー(2拍子)は手を下から上にバンザイ!1・2・1・2!と2拍子を感じさせます。
おにぎり(4拍子)はおにぎりを握るように、お手てで1・2・3・4とぎゅぎゅぎゅぎゅ、とする。
など、子ども達の身近な題材、わかりやすい動きをつけると拍子を感じさせやすいです。
先生が、ちゃんと今2拍子なのか、3拍子なのか、4拍子なのか理解していることも大事ですよ。
色々な言葉が使えるので、季節感を取り入れても良いですね。
秋なら、かき(2拍子)さんま(3拍子)どんぐり(4拍子)などで子ども達に季節やその時の旬のものを教えることもできます。
音の高低を感じさせる
マラカスやタンバリンで遊ぶのも子どもたちは大好きですね。
制作でマラカス・タンバリンを作られる先生も多いかと思います。
作ったマラカス・タンバリンで遊ぶ時、是非音の高低を意識して取り入れてください。
高い音が聴こえたら、頭の上でシャカシャカ~
低い音が聴こえたら、しゃがんで下の方でシャカシャカ~
これだけでも、立派なリトミックの活動になりますよ。
音の高低を身体で感じ、表現することができます。
リトミックで大切なサブジェクトを入れているか常に意識して
ただ音楽に合わせて踊って楽しい~!にならないよう
先生が今(今日は)何を感じさせたいか、を明確にしておくと良いです。
最初は難しいかもしれませんが、今日は「即時反応」を感じさせよう
タンバリンで音の高低を体験してもらおう
など、考えて取り入れるだけで、ワンランク上の活動になるはずです。
しっかりリトミックのサブジェクトを学びたい先生はリトミック講師養成講座へ!
保育士さん・幼稚園の先生もたくさん受講されています日本こども教育センターのリトミック講師養成講座
リトミック講師養成講座・英語リトミック講師養成講座では、たくさんの保育士さん・幼稚園の先生にも受講いただきました。
また、もともと保育士さんだったけれど、自分でリトミック教室を開きたい!という方も少なくありません。
日本こども教育センターのリトミック講座は、音楽の専門教育を受けていなくても、受講し、講師資格が取得できます。
保育士さん・幼稚園の先生が日本こども教育センターでリトミック講師を取得するために
リトミック講師になるには「音大卒の経歴が必要」「即興演奏ができないといけない」と思い込んでいる人がいますが、必ずしもできる必要はありません。
一般的なリトミック講師養成講座は、レッスンのカリキュラムを自分で考える必要があります。
しかし、それだとレッスンの質は講師の個性に左右されてしまいます。
NPO法人日本こども教育センターでは、ピアノに自信がない人でも質の高いレッスンができるよう、基本レッスンプランと楽譜を用意いたしました。
まずはじめに、ステップ1で1歳児〜小学校低学年までのレッスンの全体像を把握していただきます。
ステップ2では1~3歳児までのレッスンをマスターすることを目的としています。(1歳児用のレッスンは0歳児でも楽しめます)
4~6月は春のリトミック、7~9月は夏のリトミック、10~12月は秋のリトミックなど季節を感じられるレッスンですので、保育士さんや幼稚園の先生にはとても喜ばれています。
季節の制作をして、それをそのままリトミックに使用したりと、様々なアレンジをされている先生も。
また、動物や遊園地などの絵が描かれたピクチャーカードを使って、子ども達が集中して楽しくレッスンする方法をお伝えしています。
2~3歳になることにはドレミを楽しく覚えたり、2つの音を聴き分けたりと、ぐんと成長が見られるようになります。
講師のデモレッスンのあと、受講生さんにも少しずつ実習をして頂きます。
2~3歳になるとグループで行動したり、動きもしっかりできるようになってくきます。1回1回のリトミックレッスンをしっかり目的を持って行う事で大きな、成長が見込めます。
アイディア楽譜やレッスン中の声かけの方法など、すべてマニュアル通りに実行していただくだけで、子ども達が楽しめるレッスンが再現できるようになります。
また、2~3歳の内容を、少し難しくして年少~年長さんに使用することもできます。
アレンジがきくので、幅広い年齢の指導につかうことができますよ。
ピアノに自信がなくても、講師経験がなくても、アイディア楽譜があるので、どなたでも同じようにレッスンすることができます。
ピアノが苦手な方も多くいらしていますので必要以上に不安に思うことはありません。
講座を受講したからこそ、他の先生仲間と励まし合ったり、モチベーションを維持できたりで、ピアノのレベルもあがった!という方もいらっしゃいます。
日本こども教育センターの講座は、どの講座も和気藹々、まったく堅苦しい雰囲気がないので、質問もしやすく、初心者の方でも安心していただけると思います。
無料説明会を行っておりますので、ぜひご参加ください。
日本こども教育センターのリトミック資格養成講座、無料相談会の詳細はこちらからどうぞ。
日本こども教育センターの英語リトミック資格養成講座の詳細はこちらからどうぞ。
日本こども教育センター代表理事、井上幸子のブログからも、講座について詳しく発信しています。
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